コノサカヅキヲ受ケテクレ
ドウゾナミナミツガシテオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
勧君金屈巵
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離 「勧酒」(于武陵)
井伏鱒二のうまい訳に感心する。
これを書いた于武陵に拍手。
これくらいの詩が書けたらいいね。
今の言葉(口語)は、詩に向いていない
ような気がする。詩にするには文語体が
いいのではないだろうか。
かと言って、文語を学ぼうとは思わない。
先日子供向けのテレビがあっていた。
わたしは海へ行きたいです。
「は」を「わ」と読んでいる。
「へ」を「え」と読んでいる。
これ、私が小学一年生の時に悩んだ
課題の一つだった。
ぼくわと書いたら、ぼくはに訂正された。
東京え行きましたは、へに訂正された。
なんで?ひとり悩んだ。
そういえば、あの先生、解るように教えて
くれなかった。
あの先生は、死んでしまってもう会えない。
会ってこんな話をしたいけど、
サヨナラだけが人生なんだよね。