さよならの言葉を使わなくなった。
小・中学の頃は毎日使っていた。
「さよなら」、相手も「さよなら「だった。
ここしばらく聞いた事がないし、言った事もない。

幼稚園生が、先生さようなら、みなさんさょうなら
と別れ際に使っているのは微笑ましい。

なんで使わなくなったのだろう。
もしかしたら永遠の別れに繋がるからだろうか。

《バイバイ》、《またね》、《じゃあね》
これらは、サッパリと明るい言葉だ。
でも、なんだか余情を感じない。
暫しの別れのさみしさを感じない。

テレビでは、さよならホームラン。さよならヒット、
なんて盛んに使われている。

これを書いていてひらめいた。
この美しい言葉は使いたい。

さよらな、またね。
さよなら、じゃね。
さよなら、バイバイ。

あの人には、「さよなら」。